洗浄後は、熱水で消毒を行い、雑菌の繁殖を防ぎます。
当院では、最も厳しいと言われるヨーロッパ規格であるEN13060に準拠した「クラスB」プレオポストバキューム式の滅菌機、「バキュレーブ31B+」を導入しています。
タービンなどのハンドピースの内部の残留空気を抜いて、蒸気を細部にまで行き渡らせ徹底して滅菌を行います。
また、ハンドピース滅菌には国際基準に準拠した「クラスS」の滅菌器を導入しています。
★「クラスB」:最高基準/あらゆる種類の器具の完全滅菌が可能
☆「クラスS」:国際基準/複雑な構造のハンドピース等の滅菌が可能
〇「クラスN」:歯科用ミラーなど単純な構造の器具の滅菌が可能
(日本で一般的に使用されている滅菌器のクラス)
「安全に、より清潔に、そしてより誠実に」常に患者様の安全、安心を考え、さらに進化していきます。
従来の滅菌器では、水タンクに規定量の水を入れ、この水の一部を使用し滅菌を行います。 滅菌終了後の水はタンクに戻り、次の滅菌時にふたたびタンク内の一部の水が利用される・・・と言う工程を繰り返します。これを何回も繰り返した後、2週間に1回新しい水と入れ替えます。
当院ではこの再利用される水にも注意して、滅菌に使用する水が使い捨てされる滅菌器を導入しており、一度使用した水は再利用いたしません。
当院が導入しているオートクレーブは、医療先進国のヨーロッパで、滅菌機器の最高基準「クラスB」をクリアした高度な滅菌機器です。
治療で使用するハンドピースのメンテナンスを行う器械です。
他の器具類を洗浄する方法では不可能な、届かない部分の洗浄ができ常に治療器具を清潔に保つことができます。
当院ではこうした器具の洗浄によって、院内感染が起こらないよう細心の注意を払い、衛生的な治療を心がけています。
口腔外バキュームは、これらの粉塵を患者さまが知らず知らずの間に吸い込んでしまわないように口腔外に漏れる有害な浮遊粉塵をすばやく吸引します。
●待合室の空気も快適できれいにします
診療室で生じる目に見えない細かい粉塵は、空気中を漂い、待合室まで飛散しますが、口腔外バキュームを使用して発生源で集塵することで、粉塵が待合室まで飛散するのを防ぎます。
●治療時に生じる粉塵が90%以上も削減します
口腔外バキュームは0.3μm以上の粉塵を99.97%吸い込んで、診療室内にきれいな空気を送り込む設計になっています。
A・B・C型肝炎ウイルス、エイズ、MRSA、ヘルペス、インフルエンザウイルス(新型・従来型・鳥・SARS)、大腸菌O-157、黄色ブドウ球菌、水虫(真菌)、核菌、サルモネラ菌、緑膿菌のウイルス、細菌に対応しています。
これらの特徴を活かして、当院では器具の殺菌、お座りいただくチェアーの消毒に利用することで院内感染を防いだり、お口の中では、虫歯の原因菌を抑制し、虫歯を予防をします。
デジタルレントゲンの最大のメリットは、少ない被爆線量で鮮明な画像が得られることです。
従来のレントゲン撮影法よりも最大1/10の線量でクリアな画質です。しかも現像の手間が必要ないので、画像はほぼ瞬時に表示されます。
現像液などの廃液も出ないのもデジタルのいいところ。環境にもやさしいです。
平面だけの限られた画像で診断するより、立体的な画像(見えなかった部分)でお口に中の情報を得ることは、より正確な精密診断には不可欠です。
【CTが特に有効な症例】
◆歯周病の診査
歯を支える骨の状態を立体的にとらえることで、より精密な歯周病の診断を可能にします。3D画像では歯を支える骨の状態までリアルに再現でるので、初期の歯周病も発見が可能となります。
◆親知らずの診断
三次元画像の活用で、歯の神経の位置、歯の根の状態や形状まで正確に把握することができ、より安全で確実な抜歯が可能となります。
◆歯の神経の治療
歯の根の位置や側枝(枝分かれしている根)の状態、歯の根の先端の病巣の状態などが、三次元画像で、正確に把握できます。
炭酸ガスレーザーをパルス波として患部に照射するこの方法は、局所麻酔や注射などを必要としない痛みのない治療方法です。
◆ 歯周病(歯槽膿漏)の治療と予防:
レーザーを歯ぐきの患部に照射して、炎症の原因となっている歯周病菌(トレポネーマ菌等)を直接的に蒸散、死滅させ、炎症を抑え、更に歯周病菌が再繁殖するのを防ぎます。
◆ 根管治療: 歯の根の治療や神経の治療
◆ 知覚過敏の治療: 冷たいものがしみるのを防ぎます
◆ 口内炎・義歯(入れ歯)の接触痛の治療:
口内炎や入れ歯の不具合による粘膜の接触痛のある患部にレーザーを照射して痛みを和らげます。
◆ 顎関節症の治療:
あごの関節が痛む方の患部にレーザーを照射して痛みを和らげます。
◆ その他
様々な治療に応用することで、治療効果、予防効果を高め治療期間の短縮にも繋がります。
レンズも明るくピントが合う位置が幅広いので、患者様が動いても確実に捉え続けることができ、安心して治療をお受けいただけます。
当院では、患者様の治療時の痛みを最小限にするために、なるべく痛みの少ない麻酔の注射に努めています。麻酔の注射が痛いのは 、
「針の刺入時の痛み」
「注射液注入時の圧力」
「注射液の温度」などが原因です。
※小さな虫歯であれば一日で治療が可能になります。
当院ではこの特殊な機器も小型でハイパワーなものを使います。
※治療内容によっては使用できない場合がございますのでご了承ください。
虫歯、歯周病の原因は歯垢の中にいる細菌の活動によるものです。
これらの細菌は簡単には取り除かれないようバイオフィルムという塊になって活動しています。このバイオフィルムは歯ブラシではなかなか取り除くことができません。また、歯と歯茎の境目にある歯周ポケットの中に潜む細菌類には全く歯ブラシが届きません。
そこで、最新の超音波洗浄システムを用いてバイオフィルムを破壊、歯石の除去をすることで、虫歯・歯周病予防をしていきます。
また、器械では届かない所や細かい部位は、一つ一つ丁寧に手作業で歯茎の中の歯石や細菌を除去し(デブライドメント)、歯茎のクリーニングをしていきます。